折り畳みフリーザ傘
傘に素敵な柄をとか、次どんな傘を買おうかとか、そんな可愛いこだわりを持っていたのは高校生までで、ある時、駅でビニール傘買ってしまったら「なんとビニール傘素晴らし。安くて機能性良いし失くしてもショック少ないし」と、そこからほぼビニール傘愛好者です。
んが、さすがにポン子の送迎の際にビニール傘か父ちゃんのグリーンや黒の傘では「おかあさん、かさ、かわいいのポンちゃんかってあげよか?」と心配されますので地味ーなビニールじゃない傘を買ったのが久しぶりだったという最近ですが。
普段は車っ子なので、バス移動の今日なぞは、ついうっかり、傘を持って行くのを忘れてしまいました。
さてどーしよう、いつものようにビニール傘を買うか買わぬか…と悩んだのですが、そうだ!どうせ買うなら旦那の折り畳み傘の予備を買えば一石二鳥じゃん!と言う事で、黒の折り畳み傘を買いましてそれをさして歩きました。うむうむ賢い私。黒だけど。
しかし。
こちとら普段は折り畳み傘やら日傘やらと無縁のビニール傘っ子。いざ駅までたどり着き、折り畳み傘を使い終わりましたが、これ…どうしたら良いのかしら…と、軽く焦る。と、とりあえず畳んでみよう!と手動でギューっと傘を閉じてみましたが、何故か縮まってはくるものの最後まで閉じません。えっ、なぜだ?何度も何度も下げてみましたが閉じ切らず、バイーン!バイーン!と戻ってしまいます。も、もう、こうなったらぐるぐる巻きにしてやれば何とかなるか?と止めるテープでぐるっとやってやろうとしましたが、力足らず、ドバイーン!!
もう、駅の改札近くで、ちょっとどうしちゃったの傘ちゃん!と、わたわたわたわた。
いい加減白い目で見られるのが気になりだしたので、こりゃあ本気でやらねば!と、地球のみんな、オラにほんのちょっぴっとだけチカラ分けてくれーって願って両手で閉じかかった傘の上と下を持って力の限り押し込んでみましたら「カチリ…」と音がして何とか止まった様子…。ナメック星の平和は守られました。はぁーこれだから安物はねぇ!とプリプリしながら途中も開いて使ったり、元気玉出して力の限りで閉じたり…何とか家まで帰りつきました。
で、先ほど帰った旦那にその経緯を話し「余計な傘を買っちゃったかなー壊れてるみたいだし」と言い、ギュウギュウやりましたら。
「…これ、自動で開閉するやつだからボタン押したら閉じるやつだぞ」と手元のボタンをポチリ。見るも素直に傘は閉じ、手元にスッと縮まって綺麗な折り畳みスタンバイ状態となりました。
えーっ!そ、そおなの?!ボ、ボタンひとつで?ボタンひとつで?(2回
「…また壊す気なのかと思った」と旦那がつぶやいておりました。
やはり私には、単純明解なワンコインビニール傘が合ってる様です。
すげえな、折り畳み傘って。